こんにちは。
今日はマンガを2作品ご紹介したいと思います。
私は普段あまりマンガは読まないのですが、先日の夏休みに「何か面白いマンガ読みたいな~」と思いました。
そして実際にいくつか手にとった漫画の中で久しぶりに「これ面白い!続きが読みたい!」と思った漫画がありました。
「創世のタイガ」と「1日外出録ハンチョウ」という漫画です。
もう読みましたか?
二つは全く違ったジャンルの漫画ですが、ネタバレもちょっと?ありながらあらすじや読んだ感想など書きたいと思います。
漫画『創世のタイガ』感想とネタバレ
大学生の仲良しグループ5人が海外旅行中に原始時代にタイムスリップしてしまい、その時代で何とか生き抜いていこうとする様子を描いたSFサスペンス漫画です。
タイムスリップというとSFファンタジー的な要素をイメージしますが、この作品はちょっと違います。
古代動物のマンモスやタイガー、原始人などから身を守るための命がけのサバイバル生活が始まります。
主人公タイガをはじめ仲間がこの時代で必死に生きようとする姿に読んでいてドキドキハラハラします。
「もしも自分が原始時代にタイムスリップしたら・・・」
「目の前に巨大マンモスやオオカミが現れたら果たして立ち向かうことができるか!?」
と想像してしまいます。
旧石器時代?にタイムスリップした主人公タイガ達はとまどいながらもまずは川の側の安全な寝床を見つけることから始めます。
初めは木の実を見つけて食糧にしますが、そのうち野生動物を捕獲して食糧にするようになります。
順調に?原始時代に馴染んでいくタイガ達に読んでいて違和感を感じなくもないですが・・・
というのも、実際に現代の若者が突然石器時代にタイムスリップしたら1週間も生きてられないんじゃないかと思うんですよ。
まして、周りは肉食獣だらけの世界です。
一晩のうちに食われてお終い、って思います。
そもそもがSF漫画ですからと言えばそれまでですが、もっとタイガ達がボロボロになった方がリアル感出て感情移入しやすいと思います。
命がけのサバイバル生活を何日か続けても、主人公たちの外見があまり変わっていないんですよね(-。-)y-゜゜゜
洋服も小ぎれいなまま、髪の毛もヒゲもさほど伸びてない・・・このあたりがちょっと物足りなく感じます。
というか作品の描写として惜しい・・
本当ならタイガたちの着ている洋服はボロボロ、髪の毛ボサボサ、ヒゲ伸び放題、顔つきも変わってくるでしょう・・・生き延びているとしたら。
この辺もリアルに描いてほしかったなぁと思います。
原始時代にスリップしてサバイバル生活を送るだけではもちろん作品として面白さに欠けます。
タイガ達の行く手には様々な困難や事件が待っていました。
野生動物との戦いだけでなく、仲間が離れ離れになって消息不明になったり、原始人との接触そして戦いへと物語は進んでいきます。
ストーリーはテンポよく展開していきます。
この漫画に登場する原始人とはネアンデルタール人とホモサピエンスです。
現代人と原始人が接触するという設定に思わず興奮してしまいます。
ネアンデルタール人は特に野蛮な人種として描かれています。
そのネアンデルタール人にタイガたちの存在が見つかってしまいます。
「殺らなければこっちが殺される・・・!」
タイガ達は追い詰められます。
ここで最初の原始人との死闘が勃発します。
タイガ達は自分の祖先とも言える原始人と命をかけて戦うことになります。
「この戦いによって未来が変わるかもしれない!」
と不安に思いながらも、この時代で生き抜くために戦うことを選ぶタイガたち。
いや~面白い、今後のタイガ達の運命はどうなっちゃうんですかね?
この漫画は読みやすくてストーリーがわかりやすいところも好きです。
登場人物が増えすぎないので分かりやすいのかも?
絵もきれいで見やすいです。
ちょっとグロい場面もありますが、サクサク読み進める感じです。
あとは物語に登場する古代の野生動物の姿も魅力的です。
この辺は古代ロマンを感じさせる作品です。
漫画「創世のタイガ」について
作者 森恒二(もりこうじ)
イブニングKC
漫画雑誌「イブニング」で連載掲載中です。
当記事執筆時点でコミック本第1巻・2巻・3巻まで発売されています。
ちなみに第3巻までゲオでレンタルできますよ。
ただし店舗によっては取り扱っていない店舗もありますので、ゲオアプリなどで事前に店頭在庫のチェックをおすすめします。
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待望の第4巻は2018年10月発売予定です。
第4巻の発売が楽しみです。
漫画『1日外出録ハンチョウ』感想とネタバレ
もう一つご紹介したのは「1日外出録ハンチョウ」です。
「創世のタイガ」とは著者はもちろん、ジャンルも全く違う漫画です。
1話完結型でかなり笑える漫画です。
この漫画の主人公の大槻班長は借金返済の為に普段は地下強制労働施設に収容されているという設定です。
なんだかせつない設定ですが・・・
しかし、「1日外出券」を利用(もちろん有料)することで、その日24時間は外で悠々自適な1日を送ることができます。
この「1日外出券」を何度も利用するE班の班長である大槻の外出の様子をコミカルに描いた漫画です。
その大槻班長の1日の過ごし方がリアルで共感してしまいます。
大金を使って派手に豪遊するというわけでもなく、あくまで質素で地味だけど効率よく外出を楽しむ大槻の姿に思わず笑ってしまいます。
外出中に班長大槻が利用するのは大抵、格安ビジネスホテルと居酒屋、大衆食堂といったところです。
さらに地下収容施設で販売するお菓子は柿ピーというように、めちゃくちゃ庶民的な物語です。
班長が考えた柿ピー食べ放題プラン「柿ピー アンリミテッド」には笑いました。※「1日外出録ハンチョウ」第1巻より
厳しい地下環境ながらも?強制労働施設で前向きに生きている登場人物たちに感情移入してしまう作品です。
決して辛い・苦しいといった内容の漫画ではないですよ。
あと、1日外出中には必ず監視役が同行します。
この監視役キャラはサングラスに黒いネクタイ・スーツ姿で大槻に付いて歩きまわるんですが、まるでその姿はテレビ番組『逃走中』のハンターみたいですよ。
あっ、そんなにカッコよくはないですが(-。-)y-゜゜゜
そして24時間経過すると大槻の目の前に監視役がお迎えの為に現れます。
「大槻、時間だ・・・車に乗れ!」
といって、なぜか運転手付きの高級外車で迎えに来てその中で班長大槻が爆睡するところで一話終わりって感じです。
まるで大企業の社長か会長を迎えに来るかのように班長大槻を迎えに来るところも笑えます。
さぁ、次の外出ではどこで何を楽しむのかな?
続きが楽しみです。
こんな方におすすめ
- とにかく笑える漫画を読みたい
- ストーリーは単純明快な方が良い
- 登場人物が個性的な漫画が好き
漫画『1日外出録ハンチョウ』について
原作 萩原天晴(はぎわらてんせい)
ヤンマガKC
漫画雑誌「ヤングマガジン」で連載中です。
当記事執筆時点でコミック単行本は第1巻から第4巻まで発売中です。
ゲオでレンタルできるのは本日時点では第3巻までです。
ポイント
まとめ
本日は最近読んでおもしろかったマンガ2つをご紹介しました。
以前はマンガ「おこだわりの人」を紹介しましたが、今日の2作品もとても面白かったです。
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特に「おこだわりの人」が好きな人には「1日外出録ハンチョウ」も楽しんでいただけるのではないでしょうか?
それでは皆様もマンガで楽しいひと時をお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました。