長年我が家で使っていた三菱の掃除機が壊れてしまい、あらたに日立のコードレス掃除機を購入しました。
初めてのコードレス掃除機は日立のパワーブーストサイクロン(PV-BH900G)。
購入前に気になっていた、パワーや吸引力など”使い心地”について率直にレビューしたいと思います。
コードを気にしなくていい自由感
まず最初に思ったのはコードレスならではの取り回しの良さです。
電源コードを気にせず、自由に家の中を移動できます。
1階から2階へ移動するときもいちいちコンセントを差し替える必要もありません。
テーブルやソファの足などにコードがひっかかるたびに掃除が中断していましたが、それもなくなりました。
コードだけでなく、掃除機本体部分が家具などにひっかかって掃除がとまってしまうこともありません。
日立パワーブーストサイクロンはスティック型のコードレスクリーナーですから、形状がシンプルです。
狭い場所でも取り回ししやすいです。
コードレスならではの使い勝手の良さがあると思います。
吸引力はやや不満、バッテリーの持ちは?
コードレス掃除機に変える際に一番気になったひとつが吸引力です。
今まで使っていた掃除機に比べると吸引力はやや劣ると思います。
パワーブーストサイクロンには「標準」「強」「パワーモード」の3種類がありますが、「標準」では吸引力に物足りなさがあります。
目に見えているゴミがなかなか吸い取れない・・・ということが結構あります。
感覚的には「強」モードで常に掃除したいところです。
かといって「強」「パワーモード」を多用するとバッテリーがすぐになくなってしまいます。
連続使用時間・・・「強」約10分、「標準」・・・約40分
当然ながら充電式バッテリーには連続使用可能時間というのがあります。
コードレスの弱点はこの”バッテリーの持ち”に限界があるというところです。
一度バッテリーが切れるとまた充電し直す必要があります。
充電時間・・・約3.5時間
予備のバッテリーをいくつか持っていればバッテリーを付け替えることで連続して使用できるようですが、私は予備のバッテリーは持っていません。
仮に持っていたとしても、掃除の途中でバッテリーを交換するのは面倒だと思います。
このようにPV-BH900Gの連続使用時間は約40分ですが、この時間を”十分”と思うか”短い”と思うかが、「買うか?買わないか?」一つの分かれ目になるでしょう。
ちなにみ私の率直な感想としては
バッテリー残量が気になりながらも、40分あればまず大丈夫
といったところです。
ゴミ捨ては簡単
以前の掃除機は紙パック式でした。
紙パックが一杯になったら紙パックの取り換えが必要でした。
日立パワーブーストサイクロンはサイクロン式ですので紙パックは要りません。
掃除をしたらゴミは手元の透明のダストケースに溜まります。
取れたゴミが目に見えるので、掃除した感があります。
紙パック式ならある程度ゴミが溜まるまでそのままですが、サイクロン式はダストケースに溜まったゴミは都度捨てます。
パワーブーストサイクロンはワンタッチでゴミを捨てれるので、毎回ゴミを捨てるといっても面倒臭さはありません。
手入れは面倒
パワーブーストサイクロンで掃除をしていると頻繁に?「フィルターお手入れ」ランプが点き、少しすると電源が切れてしまうのが不便です。
この掃除機の最も使いにくい点だと思っています。
強制的に電源が切れるたびに電源を入れ直して掃除を継続する、また「フィルターお手入れ」ランプが点いて電源が切れる、
を繰り返しながらとりあえず掃除を終わらせています。
取説にはお手入れの仕方が書かれていますが、はっきり言って面倒くさい、手間がかかる掃除機です。
以前のコード式紙パック掃除機はほとんど手間がかからなかっただけに、大きなデメリットです。
このあたりの”面倒くささ”は実際に購入して使ってみなければわかりません。
日立クリーナーの総合カタログにはそういう風には書かれていませんからね。
毎回のゴミ捨てそのものはワンタッチで楽ですが、日々のお手入れに関しては”面倒”というのが率直な感想です。
標準重量2.0Kgって重い?軽い?
コードレススティック型掃除機を選ぶ際にはその重さも重要です。
当然軽いほど負担(ストレス)が少ないです。
PV-BH900Gは2.0Kg。
数字だけ見ても、電気屋で実物を手に取ってみても
軽い・・
と思うかもしれませんね。
実際掃除をしだすとその感想は変わってきます。
手に取った瞬間は「軽い」と思いますが、10分、20分と掃除をしていると段々重さを感じてきます。
30分も掃除機をかけていると重たく感じます。
個人差はありますが、2.0kgと言われても実際に使用する環境で体感重さは変わってきますのでご注意下さい。
掃除機の置き場所が重要
以前の掃除機はクローゼットの中にしまっていました。
掃除機というのは大抵、物置や押入れ、クローゼットの中など、人目につきにくい・邪魔にならない場所にひっそりとしまっておくものでした。
それゆえに、いざ「掃除をしよう」と思った時に掃除機をクローゼットから引っ張り出して電源コード引き出してコンセントに挿して・・・という段取りが必要でした。
しかし、PV-BH900Gにしてからはその段取りが大きくカットされました。
掃除をしようと思ったら、充電スタンドから取って電源入れるだけで掃除スタートです。
思い立った時に手軽に掃除機をかけることができます。
しかし、そこで重要なのが掃除機の格納場所です。
つまり、どこに充電スタンドを置くか?
充電スタンドは電源の側がベターです。
さらに、主に生活するスペース・部屋に近いほど便利です。
逆に、物置やクローゼットにしまって充電していると、この充電スタンドの便利さ・手軽さが半減してしまうでしょう。
いつでもサッと取り出すことができる場所に充電スタンドを置くことができる
かどうかも購入前のポイントです。