暮らし

ピアノが初めての子供でもグングン上達する練習法とは?

ピアノ練習方法子供

子供の習い事にも色々ありますが、中でもピアノは昔から高い人気を誇っていますね。

「子供にピアノを練習させたい」と思っても、

教室探しや費用、ピアノは買うべき?子供が続けられるかしら?家の防音対策は?

などと気になる点が多いくて迷っている方も多いのではないでしょうか?

そんな方のために、ピアノが初めての子供でもピアノが楽しく上達するためのポイントについて書いてみました。

目次

子供ピアノ教室の選び方

子供にピアノを練習させる場合、まずは近所の子供ピアノ教室を探す親が多いのではないでしょうか?
ピアノは昔から人気の習い事ですから、たくさんのピアノ教室があると思います。
まずは、子供にとって通いやすいと思われるピアノ教室を選ぶのが良いでしょう。
教室には週1~3回といった具合に定期的に通うことが多いですから、家から近い場所にあるということはとても大切です。
候補の教室が見つかったら入会金や月謝・教材費などについても予め確認しておきましょう。
もしも予算オーバーの場合、最初は大丈夫でも、段々経済的に無理が出てくる場合があります。
予算に合わせて教室を選ぶことも大切です。
子供ピアノ教室にもヤマハやカワイなどの大手音楽教室から、個人のピアノ教室まで様々です。
個人で運営しているピアノ教室はインターネットでは見つからないかもしれません。
ママ友同志の口コミや看板などで見つけることも多いでしょう。
個人のピアノ教室は大手のピアノ教室より月謝が安い傾向がありようです。
また、子供と先生との相性も重要です。
契約する前に実際に体験レッスンなどを受けて、子供と先生の相性も見た方が良いでしょう。
万が一先生と子供の相性が悪いと、ピアノの上達は難しいかもしれません。
大手の教室なら先生を変えてもらうことも可能ですが、個人の教室となるとそうはいかないですよね。
なので、最初に高額な入会金を払うような所はやめておいた方が無難です。
やはり最初のピアノ教室は気軽に始められて気軽に辞められるようなスタンスのピアノ教室が望ましいでしょう。

独学でピアノを学ばせるには?

子供にピアノを独学で学ばせたいと考える親もいると思います。
しかし、実際に子供がピアノを独学で学ぶことは可能なのでしょうか?
学ぶ時のコツってあるのでしょうか?
ギターやベースと違ってピアノは子供の頃から教室の通って習っている人も少なくないため独学で学ぶことは難しいイメージがありますね。
また、子供がピアノを独学で学ぶためにはしっかり計画や目標を立てて、親がある程度管理する必要もあるでしょう。
ピアノが上手くなるためには基礎テクニックが必要です。
まずは、指回しの運動や楽譜の運指番号をしっかりと練習するようにしましょう。
手首の動かし方や鍵盤の叩き方、指運びについても練習が必要です。
次に、楽譜が読めるようになる必要があります。
楽譜はピアノを弾く上での基本です。
独学のための教材はたくさん販売されていますので、そういった学習教材で練習するのもいいでしょう。
子供に合った教材を見つけることが大切です。
また、最初から難しい曲に挑戦するのはオススメできません。
初心者向けの簡単な曲から徐々にレベルアップすることが大切です。
全く知らない曲よりも、少しでも聞き覚えのある曲の方がリズムが分かりますので、子供にとって弾きやすいのではないでしょうか。
練習も間が開いてしまうと上達するのに時間がかかってしまいます。
毎日少しずつでも時間が空いたらピアノを弾くことが大切です。

譜面の読み方のコツ

ピアノを弾くにあたっては、当然ですが譜面を読めるようになる必要があります。
ピアノを習っていたら自然と覚えるように思いますが実際そう簡単にはいきません。
子供は最初はかなり苦労するのではないでしょうか。
右手のト音記号の部分は簡単に読むことができても、左手のヘ音記号の部分で苦労することが多いようです。
譜面で行き詰まる子供もいるようです。
それでは、譜面を読むときのコツってあるのでしょうか?
まずは、「ド」を基準にして読むことがポイントです。
そして初めのうちは楽譜の音符の上にドレミファ・・・とカタカナで書いていきます。
さらに、ドレミで歌うようにします。
歌いながら弾いてみるのも良いでしょう。
何度も練習や経験をしていくうちに、自然と譜面が読めるようになるでしょう。
子供は覚えるのも大人に比べて早いですからね。
楽譜と鍵盤と音のイメージが出来るようになっていくのですね。
最初のうちはとにかく、たくさんの楽譜を読んでいくことです。
基準とする音を数個作ってみるのも良いと思います。
時々、譜面は読めないけれどピアノを弾くことができる、という話を聞きます。
それなら、譜面が読めなくてもいいのかもしれませんね。
でも、譜面が読めなければ途中で挫折することも多いでしょう。
せっかくピアノを始めたのに楽しくなくなって挫折するのはもったいないですよね。
子供にとっても譜面を読むというのは大切なことなのです。
譜面を止まることなく読めて、ピアノを弾けるようになれば上達も早くなってくることでしょう。
ピアノを弾くのがますます楽しくなるのではないでしょうか?

ピアノを購入する際の注意点

ピアノは安い代物ではありませんので購入の際にはじっくり検討する必要があります。
まず、最初に考える点は自分の住居や環境に合ったピアノを選ぶということではないでしょうか?
家の大きさや練習する時間帯、また使用頻度などによってグランドピアノ・アップライト・電子ピアノなどどれがいいか?違ってきます。
まずは、この三種類の中から子供の生活スタイルにあったピアノを選びましょう。
いくら子供がグランドピアノを欲しがっても置くスペースが無ければ困りますし、夜間に弾くことが多い子供や集合住宅に住んでいる人は音量調節しやすい電子ピアノの方が良いでしょう。
また、本格的に子供にピアノを習わせたい場合はグランドピアノ、またはアップライトのピアノが良いでしょう。
いつまで続けるか分からない、といった場合はまずは電子ピアノがお勧めです。
次に、購入しようと思ったら実際にお店を回って実物を見ましょう。
楽器店にはその手のプロはたくさんいますので、いろいろ話が聞ける、相談しやすいスタッフを見つけましょう。
特にピアノのことをよく知らない初心者のうちは、ある程度プロに任せることも大切です。
メンテナンスのことも考えて、初めは大手のメーカーのものを選ぶ方が安心でしょう。
ピアノメーカーではカワイ(KAWAI)やヤマハ(YAMAHA)が有名ですね。

調律費用について

ピアノを購入すると大体一年に一回の調律が必要になります。
グランドピアノやアップライトピアノは定期的に調律をしないと音が狂ってしまいます。
この調律費用ですが一般家庭で使われるグランドピアノの調律料金は約14000円~20000円程度。
アップライトピアノでは、約10000円~15000円程度が相場のようです。
これはあくまでも基本料金でピアノの状態により追加料金が必要な場合もあります。
調律を頼むメーカーや楽器店によっても調律の値段は違うので、事前にきちんと確認しておいた方が良いでしょう。
また長年調律をしていなかった場合、年数に応じて料金が割増しになることが多いようです。
なので、調律を依頼する場合は事前に見積もりを取ることをおすすめします。
もしもピアノに修理箇所が見つかって作業に時間がかかる場合、更に費用が高くなる場合があります。
部品や調律師の作業時間に対して料金がかかりますので場合によっては5万~10万円という高額な料金になることもあるようです。
ピアノはデリケートな楽器で置いてある場所や使う環境によっても状態が変わってきます。
例えば5年調律していなくても音程がほぼ保たれている場合もあれば1年程度でも音程が狂っていたりと様々なようです。
ちなみに電子ピアノに関しては調律は必要ありません。

子供が短期間で上達するコツ

次にピアノが短期間で上達するためのポイントについてご説明していきますね。
まず、ピアノが短期間で上達するために何よりも大切なことは最初に変な弾き方の癖をつけてしまわないことです。
特に、独学でピアノを練習していると間違った変な癖がついてしまっていてもなかなか気づきません。
例えばピアノを弾いている時の自分をスマホで撮影してチェックするなどの工夫が必要かもしれません。
ピアノを弾く時の基本的な指のポジションや姿勢・体の動かし方など注意すべきポイントはたくさんあります。
中でも重要なのは腕の力を抜くことと鍵盤を押す一瞬だけ指先に力を入れ瞬時に抜くということでしょう。
これができないと腕などの故障につながってしまうと同時にとても難易度が高い技術でもあります。
またピアノ初心者であればそれぞれの指の神経を独立させることも大切ですね。
ピアノを弾いていない時もトレーニングやストレッチなどで指が思い通りに動くように鍛えていきましょう。
毎日の練習メニューを考えることも大切です。
子供によってピアノを練習できる時間にも違いがあると思いますが、やはり毎日欠かさず練習した方が上達することはいうまでもありませんよね。
練習曲を弾くだけでなく教則本などを使用して指の運び方や音階を練習する時間も必ずとりましょう。

おすすめの練習曲は?

ピアノの初心者にお勧めのピアノ練習曲はバイエルですね。
リトルピシュナやハノン、バーナムなども初心者の練習曲として人気があります。
いずれにしても基礎をしっかりと固めないと上達するというのは難しいものです。
指や腕の動かし方、体の重心の移動方法を知るためにも基礎はきちんと身につけるようにしましょう。
DVDやCDなども利用してみるといいかもしれませんね。
最初のうちは鍵盤が光る電子ピアノで練習するという方法もあります。
練習曲を弾く時にはゆっくりでも正確に弾くようにして徐々にスピードをあげていくといいでしょう。

手首・指の自宅トレーニング法

ピアノ上達には、手首を柔らかくすることが必要だとよくいわれますよね。
では、手首を柔らかくするためのトレーニングって具体的にどんなことをすればいいんでしょうか?
まずは手首のストレッチを日課にしましょう。
ストレッチによって手首を柔軟にできますしので可動域も広がります。
まずは片手をまっすぐ前に伸ばしてください。
その際手のひらを前に向けます。
そして、反対側の手で親指以外の四本の指を握り自分の体に向かってゆっくりと引いて曲げます。
筋が伸びて気持ちいいと感じるところで止めて5秒静止です。
次に手のひらを自分の体に向けて、反対の手で手の甲を押します。
こちらも気持ちいいと感じるところで静止して、5秒キープしましょう。
二つの動作合わせて1セットになります。
左右の手それぞれで、三セットくらい行うようにするといいですね。
また、手のひらに指を一本ずつのせるようにしてゆっくりと手の甲に向けて反らすと指のストレッチができます。
強く反らそうとすると指の筋を痛めてしまうので注意して下さい。
全部の指を一本ずつ伸ばすのを1セットとし、2セット~3セットくらいがおすすめです。
トレーニングは無理をせず力を抜いて、呼吸を止めずに行うことがポイントです。

指を強くする

指を強くするトレーニングというのは指の筋肉を鍛えるということではありません。
変に指や腕の筋肉を鍛えてしまうと却って故障に繋がりかねませんから注意が必要です。
指の筋力をつけるのではなく、指先に力が入るように意識してトレーニングするのです。
鍵盤に手を柔らかく丸く置き、鍵盤から指を離さない状態で瞬時に力を入れてすぐに抜く、というトレーニング方法もあります。
ピアノを弾く時のような形で手を膝にのせ、一本ずつ指を高く上げてみるという方法も効果的です。
他の4本の指は膝から離さず、1本だけを高く上げようとすると指によって上がる高さに差が出ます。
薬指や小指など他の指に比べて高く上がらない指を繰り返し上げるようトレーニングしていけば、より高く上がるようになるでしょう。
ただ、くれぐれも無理は禁物ですから力が入りすぎないようにしましょう。
指を強くするトレーニングを行う目的は強い音を出したい・上手に弾けるようになりたい、ということですよね。
でも、そのためには指を強くするトレーニングも大切ですが体の正しい使い方を学ぶことの方が重要です。
腕の力の抜き方や手首を柔らかく使う方法、重心の移動方法など筋肉の連動の仕方、力の伝え方を意識して練習するようにしましょう。

自宅の防音対策はどうすればいい?

最後に自宅の防音対策についてふれておきます。
ピアノの上達には自宅での練習が欠かせませんね。
でも、ピアノの音がご近所に迷惑をかけてしまう不安もあります。
防音対策には気を使うべきでしょう。
では、自宅のピアノの防音対策とは何をすればいいのでしょうか?
最も効果的なのは自宅の中に簡易防音ルームを設置することです。
1畳から3畳くらいのユニット式の防音ルームを室内に設置することで、近所へのピアノの音漏れを劇的に防ぐことができるでしょう。
価格は防音性能によってピンキリですが、それでも2畳の広さで50万円前後~と考えた方が良いでしょう。
少しでも出費を抑えたい場合はヤフオクなどを利用して中古品を探したりレンタルするという方法もあります。
それでもやはり「そこまでは出費できない」「スペースがない」という場合には窓や床壁に防音対策を施しましょう。
ピアノの音や打鍵音は振動によって下の階にも響きやすいのでマンションなどにお住まいの場合は注意が必要です。
床には簡易乾式二重床や吸音ユニットフロア、防音カーペットや防音マットなどを設置して防音対策しましょう。
窓は防音性の高い二重窓にするというのが理想ですが、それが無理なら防音カーテンや窓用の防音ボードなどで極力ピアノの音が外部に漏れないようにしましょう。
壁は吸音・遮音パネルやワンタッチ防音壁を利用したり吸音材を貼る方法もあります。
防音対策をすることで室内の音の反響が変わってしまったら吸音材をピアノの下に敷いたりピアノの裏におくことで改善できるそうです。
防音専門の業者もありますので、相談するのも良いでしょう。
ピアノの音で近隣に迷惑をかけないよう、できるだけの防音対策をしたいですね。

-暮らし
-